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ASRに強い - BSPC研究会|高炉スラグ微粉末を用いた高耐久性PC構造物

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BSPCの特長

ASRに強い

ASR抑制効果について

BSPCのASR抑制効果

高炉スラグ微粉末がアルカリ骨材反応(ASR)の膨張を抑制する理由として、以下の3点が考えられます。

 ① 水酸化カルシウムの減少
 ② アルカリイオンの移動速度の減少
 ③ アルカリ希釈効果

ASR抑制対策

国土交通省のASR抑制対策は以下の3項目があり、BSPCは対策②に該当します。
 ① コンクリート中のアルカリ総量の抑制
 ② 抑制効果のある混合セメント等の使用
 ( 一般的に、高炉スラグ微粉末は置換率40%以上で効果確認 )
 ③ 安全と認められる骨材の使用

【補足】標準的なコンクリート配合についてアルカリ総量を試算した結果、BSPCのアルカリ総量は2.2kg/m3であり、規制値3.0kg/m3以下であることを確認しています。

 
PC構造物におけるASR抑制効果の確認試験

BSPC研究会では、BSPCのASR抑制効果の確認試験として、反応性骨材を用いて多量のアルカリ分を添加したPC梁試験体を製作し、8年を超える促進暴露試験を実施しました。上記PC梁試験体を岐阜市郊外に位置する工場敷地内にて屋外暴露試験を実施しており、現在暴露期間は8年を超え、BSPCのASR抑制効果が確認されております。

PC構造物におけるASR抑制効果(1)

PC構造物におけるASR抑制効果(1)
そり量の経時変化

ASR膨張を促進させるため、多量のNaCl(等価Na2O量で10kg/m3)を添加したことで、
8年7ヶ月の暴露期間において、顕著な差が出ました。

PC構造物におけるASR抑制効果(2) PC構造物におけるASR抑制効果(2)
8年暴露後の載荷試験
8年暴露後の載荷試験 8年暴露後の載荷試験